チェンマイ発・ちょっとディープな北タイ日本語情報誌CHAO『ちゃ〜お』は毎月10日、25日に発行。本文へスキップ

パリパリ懐かしい食感 カルルスせんべい(chao283)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2015.01.26 Monday

 





日本に一時帰国していた時、スーパーでふと目に入ったお菓子「カルルスせんべい」。
米粉でできた厚さ1ミリほどの極薄のおせんべいだ。
幼い頃、おやつによく食べたのを懐かしく思い出し、
チェンマイに持って帰りたいという衝動に駆られたが、
粉々になるのは見え見えだったので、潔くあきらめた。

チェンマイに戻り、友人の家でこの「カルルスせんべい」が出された時には驚いた。
袋には英語で「JAPANESE RICE CRACKERS」と書かれている。
製造地はソムットサーコン県。味は・・・あの懐かしいカルルスせんべいそのものだった。
パリパリパリパリパリ……。
ものすごい勢いで食べ続ける私の姿に、周りは若干引き気味だったと思うが、
優しい友人は、その後、事あるごとにこのお菓子を買ってきてくれるようになった。
おせんべいの表面には「KOSEN カルルス」と書いてある。
調べてみると、KOSENとはどうやら「鉱泉」という意味らしい。
カルルスせんべいはもともと温泉地で焼かれているおせんべいで、
温泉の湯が入っていて栄養もあるそうだ。
とはいえタイ製のカルルスせんべいの原材料表には、
米粉と砂糖としか書かれていないので、温泉の成分は期待できないと思うが。

 味は「オリジナル」と「バナナ」の2種類。
日本人の好みからすればオリジナルだが、バナナ味もタイらしい味でなかなかいけます。 (古川節子)


【場所】トップス・スーパーマーケットにて
【値段】1袋 49B
【その他】150g 120キロカロリー

※お詫びと訂正
ちゃ〜お本誌では、原材料の「米粉」が「小麦粉」と誤って書かれていました。
ここに訂正し、お詫び致します。・
 

 

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羽衣をまとった揚げ バナナ カーオマオ・トートข้าวเม่าทอด(258号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2014.02.11 Tuesday

 

鳥の巣のような不思議な姿
                
タイのお菓子の中で揚げバナナが大好き
という人にぜひ味わってもらいたいのが、
「カーオマオ・トート」というお菓子。
ごらんのように、鳥の巣のような網目状の衣が
揚げバナナを覆っていて、
タイのお菓子=素朴というイメージをくつがえす姿。
きれいなお皿に盛って出されたら、
まるでレストランのお洒落なデザートのよう。
市場で初めて見かけた時は、その存在感に目が釘つけになった。

香りのいいココナッツの油で揚げています。
まず、「カーオマオ」とはまだ半熟の青い米のことで、
タイでは古くからお菓子として食べられてきたそうだ。
インドや東南アジアを中心に
米作りをするアジア 各国で同じように食べられているとか。
衣の部分はこのカーオマオと、ヤシ砂糖、ココナッツミルク、
削ったココナッツの実を混ぜて揚げている。
中のバナナは「グルアイ・カイ」という、
日本でいうモンキーバナナが使われる。
グルアイ・カイは実がなる季節があるので、
昔は季節限定のお菓子だったようだが、
今は年中出回るようになったそうだ。

チェンマイではなかなかお目にかかれないお菓子だが、
タニン市場にこだわりのカーオマオ・トートを出す店がある。
揚げている油は透明のココナッツ油。
ぜひ揚げたてを食べて、
サクサク香ばしい衣とクリーミーなバナナの食感を味わってみて。 (古川節子)

タニン市場内の、にこにこ笑顔の店主が目印。


 

 

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花梨(カリン)(258号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2014.01.11 Saturday

 



  またまた、金曜日の朝市タラート・バーンホーで
気になる果物が売られていた。
 目が覚めるようなきれいな黄色。
 リンゴのような甘い香り。花梨だ。
 特集の取材でアルノータイの朝市に行ったときにもこの花梨をみかけた。
 国境を越え、ミャンマーから入ってくるらしい。

 
 日本では花梨のど飴をよく舐めていたのを思い出し、
蜂蜜漬けを作ってみようと思い立った。
 ネットで検索すると作り方がいろいろと出てくる。
 それによると花梨は生のままだと青酸中毒や腹痛を起こす場合もあるが、
砂糖や蜂蜜、酒に漬けると、喉に良い成分に変わるらしい。
 種の部分が薬用成分が豊富なので、
お茶パックなどに入れて一緒に漬けること、と書いてある。
 一見レモンのようだが、実はかなり固く、
切るのに少し手間がかかった。

 2か月経つと、どろりとしていた蜂蜜は
花梨の香りをたっぷり含んださらっとした液体になった。
 寒い日にはお湯で割って飲んでいる。
果たして喉に良いかどうかはまだ分からないが。
              (古川節子)




 

 

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カノム・カーオポート(256号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2013.12.11 Wednesday

 




 ナイトバザールの裏側で毎週開かれている、
金曜日の朝市「タラート・バーンホー」でみかけた、
チェンマイではちょっと珍しい食べ物。
 中華系ムスリムの人が七輪でジュージューと焼いて(揚げて?)いる、
黄色いパンケーキのようなもの…。
 この黄色い食べ物の原料は、トウモロコシ。
トウモロコシの粉に小麦粉を少し混ぜ、水と砂糖を加えて、
油を多めに敷いた鉄板で焼いただけ。
 タイ語で「カノム・カーオポート(とうもろこしのお菓子)」、
何語かは分からないが、「イームー・パーパー」という不思議な響きの別名もある。
 実に素朴なお菓子だが、女性のファンが多いようで、
順番待ちをしているお客さんは、ほぼ全員女性。
もちもちとした歯ごたえと素朴な味が人気の秘密だろうか。
 市場の入口と、中でサラパオ(肉まん、あんまん)を売っている屋台の2軒で売られている。
ひとつ10バーツ。できたてのアツアツをどうぞ。 (古川節子)





並んで待つ女性客。

 

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タイヤイ流ヤム・センゲーオ (250号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2013.11.10 Sunday

 



 金曜日にナイトバザール裏で開かれる朝市「タラート・バーンホー」で、
ちょっと気になる透明の塊を発見。
 店の人によるとタイヤイの春雨「ヤム・センゲーオ」という食べ物らしい。
1人前セットで20B。注文すると塊を掻き出して麺状にしたものを袋に入れてくれる。

 麺の上には、ピーナッツと白ごまの粉、パクチー、唐辛子ペースト、揚げたニンニクをトッピング。
その他、パカードーン(漬物)の汁もセットでつけてくれる。
 持ち帰って、すべてを器に出して混ぜて食べてみた。酸味と甘みがほど良く、日本人にもどこか懐かしい味。
 透明の春雨は、つるんとのど越しが良く、暑い日や食欲のない時にはもってこいの食べ物だ。

 ヤム・センゲーオの他に、納豆や蒟蒻、タイヤイドーナッツなどを売る屋台の店主曰く、
近年チェンマイに移り住むタイヤイ人が増えたので、
去年からこのヤムセンゲーオを売り始めたところ良く売れるそうだ。
 気になるタイヤイ春雨、ぜひお試しあれ。 (古川節子)

 

 

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ドーク・チョムジャン (250号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2013.09.09 Monday

 

ガクはとる

 チェンマイ大学農学部側のドーイカムの向かいに、
きのこや日本きゅうりなどの野菜を販売する屋台がでている。
 そこで珍しい野菜が売られていた。
 ねじれた虫のような、緑色の植物。
 これは、「ド−クチョムジャン」とか、
「ドークマイジーン」と呼ばれる食べられる花らしい。
袋に入っていた説明書きを読むと、肉や野菜など何にでも合い、
調理法は、揚げても煮ても炒めても良い、と書いてある。
 なんと便利な食材だろう。
 屋台の人はしきりに、
「食べるとお通じが良くなるのよ。
腸を洗浄してくれるから便秘気味の人にお勧め。
わたしは生でナムプリックを付けて食べるのが一番好きよ」
と熱心に勧めてくるので、試しに買ってみた。
 花の中には当然、雌しべや雄しべがあるが、
そのまま一緒に食べるらしい。
 生で食べてみたら、全く癖のない味だった。
サラダやサンドイッチの具にも合う。
お味噌汁に入れてみても、意外といける。
 そういえば、乾燥させた花をいれた汁は、行きつけのアヒル飯の食堂メニューにあり、
確かそれもなんの癖もない食べやすい味だった。
 気になるお通じの方は、わたしは効果てきめんだったが、
一緒に食べた人は全く効果なし。人によるようだ。

中華風クレープの具に


 

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焼きバナナ (248号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2013.08.11 Sunday

 


 タイに住んでいる人にとって、もっとも気にならない食べ物かもしれないが…、今回は「グルアイ・ピン(焼きバナナ)」を紹介しよう。市場や路地の片隅で地味に売られている焼きバナナだが、焼き芋のような香ばしい香りを辺り一面に漂わせて、年配の女性や子供のおやつに根強い人気がある。

 最近、日本ではバナナに豊富に含まれるオリゴ糖が注目されているそうだが、大腸まで達したオリゴ糖は善玉菌の栄養となり、腸内環境が整えられるので、便秘や下痢の解消に役立つのだとか。加熱して食べるとより効果的らしいので、焼きバナナはぴったりの食べ物である。
 タイの焼きバナナは、炭火でじっくりと焼く。長年、焼きバナナを売っている人に聞くと、1時間もかけて焼いているそうだ。想像以上に手間がかかるものらしい。とろ火でゆっくり焼くことで、バナナの糖分がじわじわと表面に浸み出し、甘みが強くなる。七輪でまんべんなく焼かれたバナナは、香ばしさと果物の酸味とが同時に味わえる、素朴だが奥深いおやつなのだ。  (古川節子)

バーンベーカリー(地図D−5)の路地の焼きバナナ屋さん。この道数十年。

 

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グラチャップとなつめの健康ドリンク (246号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2013.07.24 Wednesday

 

 
タイでは「ナーム・グラチャップ」と呼ばれるハイビスカスティー。酸味と鮮やかな赤い色が見た目にも爽やかな飲み物だ。グラチャップはクエン酸を多く含み、疲労回復に良く、 アントシアニン、ビタミンC、カリウム、鉄分も含んでいるので 目の疲れにも効き、利尿作用もあるといわれている。市場では花を乾燥させたものが売られているので(たまに生もある)、それを煮出せば簡単に「ナーム・グラチャップ」を作ることができる。
 今回特集で紹介した健康ドリンク屋台「ジャップリヤン」のヌーさんによれば、「グラチャップにはなつめ(プッサージーン)を入れなきゃ効果なしよ」と教わり、さっそくなつめを買い、煮出してみた。なつめの香りと甘みが加わって、より濃厚な味になった。
 なつめは中国では、「1日3個ナツメを食べれば年を取らない」という諺があるほどで、老化防止、美肌効果にもすぐれた食品なのだそうだ。こちらも市場で簡単に買えるので試してみてはいかが? (古川節子)
なつめ(左)とグラチャップ

 

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焼いた香味野菜 (242号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2013.05.10 Friday

 

焼いたニンニク、シャロット、唐辛子
 和食を作る時に欠かせないものといえば、昆布やかつお節、煮干しなどのダシだが、タイ料理にも同じように味の決め手になるものがある。「クルアン・ゲーン」というもので、これをスープやカレー、炒めものなどを作る時に混ぜる。
 素材は、ニンニクやシャロット、ターメリック、唐辛子、コブミカンの皮などのハーブや、コリアンダーの種、フェンネルなどのスパイスで、組み合わせは用途によって変わる。この配合が料理の旨さを左右するので、料理人の腕の見せ所といえるだろう。これらの材料を石臼でトントンとペースト状になるまで潰せば、あとは、炒めたり、お湯にといたりして、他の野菜や肉と混ぜるだけだ。
 作る時間がないという人は、市場でグリーンカレーやゲーンソム(辛酸スープ)用などのできあいのペーストを買うことができる。でも、手作りのほうが安心だし、おいしいので自分で作りたい!という人に、ちょっとだけ時間を節約する方法がある。
 ペーストによっては、焼いたニンニクや唐辛子など、材料を炙らないといけないものがあるが、そんな時にオススメなのが市場で売っている香味野菜の炭火焼き。あとは家で皮をむいて石臼でペーストを作るだけだ。

タイの焼きナスのサラダ
  タイ料理を作らなくても、大きな焼き唐辛子をしし唐のように煮たり、シャロットを肉と混ぜたり、ニンニク好きはそのまま食べたり(?!)、意外と便利なので利用したい。焼いてあるので香ばしいし、甘味が増す。私のお気に入りは、長ナスを焼いたもの(マクア・パオ)。これを買って、かつお節と醤油をかければ1品できあがり。冷やして食べれば、この暑さも吹っ飛ぶかも。(岡本麻里)
 

 

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ナームタン・ビープ (ヤシ砂糖) (238号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2013.03.10 Sunday

 

 ヤシ砂糖
 市場に行くと、油やスパイス、カレー  ペースト、エビ味噌(ガピ)、上新粉、片栗粉などなど、あらゆるものが小分けにして売られている。その中で買ってみたいのが、写真のこれ。ソムタム(パパイヤサラダ)やカレー、お菓子などに使うおなじみの調味料といえばおなじみだけど、意外と知らない人も多いので改めて紹介しよう。

ヤシ砂糖
 ビニール袋の中にはキャラメル色をしたものが入っている。触ると粘土のように弾力がある硬さで、ねっとりしている。これは、「ナームタン・ビープ」というもので、ヤシの花になる部分の茎を切り、そこから出る液を煮詰めて作った砂糖だ。香ばしく、舐めると、ざらっとするがすっと溶けて、まろやかな甘味が舌に広がる。サトウキビから作った黒糖も自然の甘味があるが、ヤシ砂糖は味がそれほど濃くなく主張しないので、コーヒーなどの飲み物や煮物などの料理に使いやすい。
 ねっとりしているようだけど、塊ごと袋から出るので、容器に移し替えて使うと便利。(岡本麻里)

 

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