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インドコキンメフクロウ(340号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.06.11 Sunday

 

 

和名 インドコキンメフクロウ
英名 Spotted Owlet
学名 Athene brama

インドコキンメフクロウは体長20cmほどの小型のフクロウで、

白い大きな眉が目立ちます。
古い木の洞などに棲みますが、

人間をあまり恐れないようで、人家の近くでも良く見かけます。
第38回でご紹介した

オオスズメフクロウ(Asian Barred Owlet 体長23cmくらい)と良く似ているのですが、
オオスズメ君はけっこうシャイなので森や林の中でしか見かけません。
手元の資料によると、

オオスズメ君は南部タイを除くタイ全土にたくさん棲んでいるのに比べて、

インドコキンメ君の棲むのは中部タイが中心で、

北タイにはあまり居ないらしいのですが、

なぜかチェンマイ大学メーヒアキャンパスではしばしば見かけます。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

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ハイガシラホンセイインコ(339号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.05.25 Thursday

 

和名 ハイガシラホンセイインコ
英名 Grey-headed Parakeet
学名 Psittacula finschii

 

ハイガシラホンセイインコはオウム目(インコ目とも呼ばれる)

インコ科に分類される体長35ー40cmほどの野鳥で
北タイに広く分布しています。
オスは首に黒い輪があって、それを境に頭部が濃い目のグレー、胴体部は緑色なのですが、
メスは頭部のグレーが薄く境界もはっきりしません。

と言うことで今回の写真はメスです。
インコ、オウムの仲間はどれも、木の実を割って食べるためでしょうか、

非常に大きく頑丈なくちばしと太い足を持っています。
また、人の声やほかの鳥の声などを上手に真似ることでも知られています。
本種と近縁のワカホンセイインコは日本で野生化していて、

東京などの都会でも群れが良く目撃されるそうです。

 

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クリビタイモズチメドリ(338号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.05.10 Wednesday

 

和名 クリビタイモズチメドリ
英名 Chestnut-fronted Shrike-babbler
学名 Pteruthius aenobarbus

 

クリビタイモズチメドリは、

標高900−1700mくらいの常緑樹林に棲む体長11cm位の
小型の留鳥(渡りをしない野鳥)です。
タイでは北部だけにいるようで、

ドーイプイの山中で時折り見かけますが、

数はあまり多くないようです。
今回の写真はメスで、名前のとおり額がクリ色です。

オスはちょっと様子が違って、額と喉から胸にかけての部分が
くり色というよりも濃い小豆色で、羽の線(薄い褐色の部分)が白いです。
近い種類に「アカバネモズチメドリ 第96回(2013/12/25号)でご紹介」がいますが、

こちらは一回り大きく、数も多いので、
出会う頻度ははるかに高いです。

 

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

 

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カンムリオオタカ(337号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.04.25 Tuesday

 

和名 カンムリオオタカ
英名 Crested Goshawk
学名 Accipiter trivirgatus

カンムリオオタカはコウノトリ目タカ科に分類される野鳥で、体長は40−46cm、
標高1800m位までの常緑・落葉樹林に棲み、渡りはしません。
名前の由来になる冠羽は、幼鳥では顕著ですが

成鳥になるとあまり目立ちません。
第160回(2016.09.10号)でご紹介したShikra(タカサゴダカ Accipiter badius)も

同じくオオタカ(Accipiter)の仲間です。
どちらもチェンマイ大学メーヒア学舎で撮影しました。
ちなみに、タカ科の分類については学者の間でも諸説があり、

標準的な分類法もDNA分析の進歩などによって
たびたび変更があって、アマチュアにはなかなか理解が難しいです。

 

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

 

 

 

 

 

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イソシギ(336号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.04.10 Monday

 

和名 イソシギ
英名 Common Sandpiper
学名 Actitis hypoleucos

イソシギはチドリ目シギ科に分類される20cmほどの野鳥で、
湖沼の周辺を好みますが、非繁殖期には干潟や岩礁でも見られるようです。
動物食で、主に昆虫や甲殻類を食べているようです。
日本では冬になると南国に移動する渡り鳥ですが、

タイでは逆に乾季になるとやってくるお客さんです。
以前は、チェンマイ大学メーヒア学舎の実験農場の苗代でしばしば見かけたのですが、
一部の人による心無い行動のおかげで、

実験農場が部外者立ち入り禁止にされてしまったために、

最近は出会いの機会が殆どありません。

 

 

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ヒメカッコウ(335号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.03.25 Saturday

 

 

和名 ヒメカッコウ
英名 Plaintive Cuckoo
学名 Cacomantis merulinus

 

ヒメカッコウは体長21−23cmほどで、

平地から標高1800mくらい迄の森や野原、畑などに広く分布していて、渡りはしません。
森の中を歩いていて、どこからともなく、ピー、ピー、ピー、ピピピピ・・・という
独特の鳴き声が聞こえてきたら、それがヒメカッコウです。
今回の写真はオスで、他のカッコウと簡単に見分けられるのですが、
メスは全体が茶色で他のカッコウのメスで良く似たものがたくさんいるので
見分けるのが難しいです。
カッコウ目カッコウ科に分類されていますが、実はカッコウ目はかなり複雑に
分化していて、カッコウ目の系統樹を見ると、

あまりに複雑で気が遠くなるくらいです。

 

 

 

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マミジロマルハシ(334号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.03.10 Friday

 

和名 マミジロマルハシ
英名 White-browed Scimitar Babbler
学名 Pomatorhinus schisticeps

 

マミジロマルハシは、AOUではチメドリ科アカガシラチメドリ亜科マルハシ属に
分類される野鳥ですが、チメドリ科の分類には諸説があり、
アマチュアにはお手上げです。
体長は21−23cmくらいで、標高2000mくらいまでの
広葉常緑樹林・草原などに住む留鳥で、名前の通り白い長いマユが特徴のひとつです。
ギャッ、ギャッともゲーッ、ゲーッ、とも聞こえる、お世辞にも美声とは云えない
大きな声で鳴きますが、チメドリ類の常として、声はしばしば聞くものの、
姿はなかなか見せてくれません。
この写真を撮影した日は、二羽のマミジロマルハシが当分の間追いかけっこをしていましたが、
繁殖行動だったのでしょう、警戒心が薄くて割と容易に写真を撮らせてくれました。
その間一羽がずっとクモを咥えておりましたが、求愛のためのプレゼントだったのかも
しれません。

 

 

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ズグロコウライウグイス(333号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.02.26 Sunday

 

 

和名 ズグロコウライウグイス
英名 Black-hooded Oriole
学名 Oriolus xanthornus

 

ズグロコウライウグイスは

スズメ目コウライウグイス科の鳥で、体長は25cmくらい、
標高900mくらいまでの

平地の木のあるところ、雑木林、などに住みます。
食性については詳しいことは分かりませんが、昆虫食のようです。
コウライウグイスに仲間は日本では見られませんが、

英語名のオリオールはアメリカのプロ野球チームの名前でよく知られていますね。
ズグロ君は、2013.2.25号でご紹介した

「コウライウグイス(Black-naped Oriole)とよく似ていますが、

ズグロ君が頭部全体が真っ黒なのに比べて
コウライウグイスの方は、

怪傑ゾロのような目を覆う黒い部分が後頭部まで回っていますが、頭頂部は黄色です。
また、ズグロ君は渡りをしない留鳥ですが

コウライウグイスは乾季の間だけ見られる渡り鳥です。
この写真は昨年の2月にチェンマイ大学メーヒアキャンパスで撮影したものです。

 

 

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ハイガシラチメドリ(332号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.02.11 Saturday

 

和名

JUGEMテーマ:写真


英名 Brown-cheeked Fulvetta
学名 Alcippe poioicephala

 

 ハイガシラチメドリはスズメ目チメドリ科に分類される体長16cmほどの野鳥で,
渡りはしません。
 チメドリ科と言うのはとても多様な科で、

時代と共に大きく変化してきておりまして、
アマチュアにはなかなか理解の難しい科です。
和名でxxxxチメドリという野鳥は、英名ではxxxx Fulvetta, xxxx Yuhina,
xxxx Babbler が多いようですが、それらの違いについても、
いまだに私には良く分かりません。
でも、チメドリの仲間に共通する特徴として、
「草むら、雑木林、竹藪などに群れを作るものが多い」

「飛翔能力は高くなく渡りはしない」
「主に昆虫食だが、少々の種子食もする」

「色彩の地味なものが多い」
と言うようなことが言えると思います。
今回の写真は2010年6月にドイプイの山中で撮影しました。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

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セッカ(329号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.12.25 Sunday

 

和名 セッカ
英名 Zitting Cisticola
学名 Cisticola juncidis

 

 

セッカはスズメ目セッカ科に分類される

体長11−13cmほどの小型(スズメよりも小さい)の野鳥で、
主に草原で見られ、白い長い眉と頭部の縦じまが特徴です。
アフリカ、ヨーロッパ南部、インド、東南アジア、

中国南部、台湾、日本、オーストラリア北部に広く分布し、
タイでも全国的に生息しています。
渡りはしないものが多いようですが、

寒い地方に住むものは冬になると暖かい地方に移動するようです。
よく似た野鳥に「タイワンセッカ」(第82回にご紹介済みです)がいますが、

こちらはマユがなく、

また繁殖期には頭部が明るいオレンジ色に変わります。

 

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

 

 

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