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ラームヨー

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2010.04.25 Sunday

 

ムーヨー
国境の街メーソートからミャンマーへと渡る橋の近くに雑貨、食べ物、宝石類、家具など、いろいろな土産物を売っている大きな市場がある。
その入り口で、どんどん売れていたのがこのラーム・ヨーだ。
ラームは竹筒の中に食べ物を入れて蒸し焼きにすること(もち米を入れたカーオラームが有名)、ヨーは練り物ソーセージのこと(豚肉の場合はムーヨー)、つまりラームヨーとはソーセージの竹筒蒸しという意味になる。

ラームヨー
さて、どれどれと売り場をのぞいてみると、商売上手のおばちゃんは、「ほれ、つまんでみなさい」とその場でかち割った竹筒のラームヨーを素早く切り分けてタイミングよく差し出す。
味見してみたところ、確かにほんのり竹の香りがソーセージに沁み込んでいて、なかなか美味いではないか。
何より、風流な竹筒の容器が気に入った。
「なるほど、これはお土産にうってつけだ」と、たくさん買い込んだのはよかったが…。
家に帰って、いざこのラームヨーを食べようとして、はたと困った。
竹筒をかち割ろうにも適当な刃物がないのだ。
包丁を使えば刃がこぼれてしまいそうだし、キッチンにナタを常備しているはずもない。
というわけで、しばらくの間、頑丈な竹筒を前に沈思黙考した次第。
できれば、カーオラームのように、外側の硬い皮の部分を剥いでおく配慮が欲しかった。
なお、余談ながら、隣のムーヨー売り場(ここは老舗)の人の話によると、このおばちゃんはイスラム教徒なので中のソーセージは鶏肉を使ったガイヨーだとか。
見るからにふくよかな体型だから、てっきり豚肉だと思っていたのだけど…。(高橋 敏)

 

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