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不安なガードレール

カテゴリー: 写真は語る | 2010.05.10 Monday

 

ないよりまし?
経験者ならよく解るはずだが、オフロードの山道の運転では不安がつきものだ。
159号の本コラムには、メーホーンソーンの山奥にある「不安な舗装道路」(ほとんど車輪の幅しか舗装していない急坂)が登場したが、今回はチェンマイ近郊メーテーン郡にあるタークルアン滝に行く途中で見かけた「不安なガードレール」をご紹介しよう。
といっても、果たしてこのあまりにも頼りない柵をガードレールと呼んでいいものか!?
万が一、ハンドルを切り損なって接触したら、ガードするどころか、そのまま一気に眼下の谷川へと転落すること間違いなし。
一応、見かけだけでもドライバーにささやかな安心感を与えるために作ったのかもしれないが、むしろこれではまったく逆効果だ。
見ているだけで、限りなく不安な気持ちになってくる。

「いったい何のために、こんな役に立ちそうもない柵をわざわざこしらえたのだろう?」とじっと考えて、はたと閃いた。
夜間に山道を運転する場合、真っ暗闇だと道の曲がり具合が非常に判断しつらい。
頼りなくてもこの木の柵さえあれば、おおよその見当をつけることができるからではないか? 
あるいは、そこら辺の農家で放し飼いにしている牛の転落防止用の柵だったりして…。
いずれにせよ、やたらと不安を煽り、想像力を妙に刺激する不思議な「ガードレール」には違いない。(高橋 敏)

 

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