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家も仕事も自分テイスト(184号)

カテゴリー: 家と人と暮らし | 2010.12.10 Friday

 

自宅にカフェとショップをオープンしたトリチャダー・スラウェンさん 

トリチャダー・スラウェンさん アーストーン オーナー

チェンマイ市内在住 
木造2階建て住宅(ショップ、カフェ、ゲストハウス併設)

 

 チェンマイに住む女性なら、ふわっと着心地のよいコットンのチュニックやトップスを一枚は持っているだろう。アースカラーをコンセプトに、そんな洋服を20年も前からデザインしてきたトリチャダー・スラウェンさんはいわばチェンマイファッションの草分け的存在だ。彼女の一番の顧客である日本人たちからはエミさんの愛称で親しまれている。最近、ドーイステープにほど近い静かな住宅地の自宅にオリジナルの洋服を扱うショップとカフェをオープンした。


最新アイテムが並ぶショップ(店舗エリア)チーク材と漆喰の壁が絶妙にブレンドされたラウンジ(店舗エリア)
 綿織物で有名なホート郡にある
小さな村で育ったエミさんがコットン布地を生かした洋服のデザインを始めたのはごく自然なこと。誰もが布を織ることを生活の一部にした、それ以外には何も無い村だったという。村を出てチェンマイの大学でビジネスを学んだが、勉強の傍ら大好きで続けていた趣味の洋服作りを仕事に選んだ。折しも日本で起こったアジアンブームの波に乗り、エミさんの店はあっという間にチェンマイの人気ショップになった。「ナイトバザールに近いローイクロ通りでビジネスを始めた頃は、ショップだったタウンハウスに住んでいたの。周りも賑やかで私も仕事でとにかく忙しかった」と当時を振り返る。


ここから新しいデザインが生まれる(自宅1階)ゲストルーム(自宅2階)
 仕事の転機は新しい家と共に訪れた。「今の場所に家もビジネスも拠点を移してからはいろいろなことをスローダウンしているの。昔みたいに毎晩忙しく出かけるより、家でゆっくりとデザインをしたり、絵を描いたりして過ごすようになったわ。家は私の暮らしと仕事そのものね」生活空間という大きな環境が変わり、仕事に対する姿勢も変わったエミさん。それまでは売れるもの
、オーダーされたものが中心だったが、広く静かな家に移ってから時間と気持ちに余裕ができ自分の好きなテイストを大切にした洋服をデザインするようになったという。

「洋服も家もフェミニンなものが大好き。シャンデリアが家の中にあるとシンプルな中に女らしさが加わるでしょ」家やショップの至る所に、そんなエミさんらしさがにじむシャンデリアがあふれている。中にはがらくた同然の安物を買って自分で色を塗り替えたものもあるとか。家の基礎となる屋根、柱、床には丈夫で虫のつきにくいチーク材がふんだんに使われている。これはすべて生まれ育った村から運んできたものだ。重厚になりがちなチークの家もシャンデリアや彼女のセンスが光るインテリアや小物でフェミニンに仕上がっている。


トリチャダー・スラウェンさんリビングルーム(自宅1階)
 隣には縫製工場も抱え、数ヶ月前からショップとカフェに続く別棟をゲストハウスとしてオープンしているが、それが煩わしいと思ったことはないというエミさん。仕事も自宅も、好きなテイストを追求しているからだろう。バランスの取れた憧れのリビングスタイル
写真・文:野島知)

 

アーストーンハウス(Earth Tone House

ショップ、カフェの他、ゲストハウスも併設。

http://www.e-earthtone.com

電話 : 0-5341-4170、0-5341-4192
E-mail : sales@e-earthtone.com
住所 : 131/25 Moo1, 700 Year Rd. Changpueak, Chiang Mai 50300

営業時間:9:00-18:00 (月曜休み)

 

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