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垂涎のキノコ、ヘット・コーン (205号)

カテゴリー: 気になる食べ物 | 2011.10.25 Tuesday

 

 シャキシャキ感がたまらないヘット・コーン・プルアック

 例年ならもうそろそろ野生のキノコは姿を消す頃だが、異様に長い雨季が続く今年はオークパンサーが過ぎても、ローカルな市場や道路脇の出店などで山から採ってきたばかりのキノコをまだときどき見かける。雨続きはウンザリだが、野生キノコ・ファンとしては文句ばかり言うわけにはいかない。

数ある北タイのキノコのなかでも、個人的に大好きなのがこのヘット・コーンだ。上品な味と独特のシャキシャキした歯応えの妙がたまらない。色、形状などさまざまな種類があるが、この手のキノコはどれもシロアリの巣があるところに生える。それが美味しさの秘密だと勝手に思い込んでいるのだが、自然の神秘に属することだから、ほんとうのところはよくわからない。巣周辺の土は粘着質のことが多く、採取してからすぐにキノコの柄の部分に付着した土を洗い落としておかないと、いざ料理するときになって面倒なことになる。


ヘット・コーン・ダムにこびりついた土
 野生のキノコは気まぐれなので、食べたいときにいつもあるとは限らない。ヘット・コーンを見かけたら、条件反射的にその場で買い求めることにしている。先日、ターク近くの国道沿いでヘット・コーン・ダム(傘の色が黒っぽい種類)の屋台を発見! 急停車して何はともあれ、すぐさま購入。さらにメーソットの街の市場で、今度は珍しいヘット・コーン・プルアック(シロアリの巣の奥深くに根を下ろす種類)と遭遇…・・・となれば、お値段のほうはちょっと高めでも、やっぱり見逃すわけにはいかない。当然ながら、その晩は、スープも炒め物もヘット・コーンづくしの「幸せな味覚」に酔い痴れることになった。(高橋 敏)

 

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