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日本へ (235号) Mahout Diary

カテゴリー: メータマンからCHANG通信(象使い) | 2013.01.25 Friday

 

象
 皆さん、あけましておめでとうございます。去年、私にとっては怒涛の1年だったように思う。今回は去年を振り返り、出来事をまとめてみたい。
 まず、念願のボランティア「象さん幸せ計画(クワームプークパンガップチャーング)」の活動を開始できたことだ。4年ほど前から象仲間の友人と「象たちのために何かできたらいいね」と話してきたことがやっと実現した。私たちのペースではあるが、この活動もゆっくりと前進している。オリジナル商品などを作り、エレファントホームやホームページで販売をしている。収益はすべて象さん幸せ計画の資金に当てられる。商品を販売する他に、今後の活動に協力してもらえるメンバーを募っているのだが、応援し賛同してくれる人も少しずつ増えていて有難い。
 次に、日本のBSテレビに出演したことだ。今まで、テレビの出演依頼を頑なに断ってきていた私だが、今回出演依頼を受けたのは理由があってのことなのだ。理由の1つ目は、エレファントホームへやってくる日本人のお客様は毎年増加傾向にあったのだが、まだまだ欧米人の割合が高いのが現状だ。1人でも多くの日本人観光客の方に象使い体験をしてもらいたいと思い、いろいろやってはみたものの、やはり限界があった。そして、2つ目は、前述したボランティア団体の立ち上げに伴い、賛同してもらえる方にこの活動を知ってもらいたかった。この2つのことを考え悩んでいた矢先に出演依頼を受けたのだ。撮影を通していろいろな出会いもあったし、テレビ放映後には多くの問い合わせもあり、いいタイミングで出演できて良かったと思っている。

ファーサイとその象使いジャイ君
 また、エレファントホームで子象ファーサイが誕生したことも大きな出来事だ。今までに小象がエレファントホームへやってきたことはあるし、象の病院で出産した象はいたのだが、エレファントホーム敷地内で象が出産したことは実は1度もなかった。7月生まれなのでもう半年になるが、子象独特の母象の周りを元気に駆け回る姿がなんとも愛らしく、1日象使い体験から帰ってきたお客様たちの心を鷲掴みにしている。最近は力も強くなってきていて、ファーサイと遊ぼうと近付いていくと頭突きをしてくる。ファーサイは遊んでいるつもりなのだが、油断したら怪我をしてしまうくらいの力強さだ。もう少し経つと足蹴りを覚えてきて、遊ぶのにも用心しなければいけなくなってくるが、まだまだ無邪気で甘えん坊な子象だ。
 そして、私もまだ信じられないことなのだが、「日本へ帰国」することになったのだ。もうこの記事が出ている頃には、私は寒い日本にいるはずだ。決まったのは10月下旬のこと。チェンマイに移り住んでから4年と9ヶ月。こんなに突然帰国するとは思っておらず、私自身もショックと寂しさで頭の中がいっぱいだった。エレファントホームのスタッフに伝えなければいけないことが苦しかったし、象使い体験のお客様同行で、「楽しかったのでまた来ます。その時にはよろしくお願いします!」と言ってくれるお客様にお断りをしなければならないのがとても申し訳なかった。

いつもの1日象使い体験コース。山中にで。
 そんなモヤモヤしている矢先、友人から「もしかしたら日本で活動の場を広げるチャンスかもしれないよ。こんなことでくじけている場合じゃないよ」と活を入れられて、私は前向きになれたのだ。本当にその通りで、エレファントホームのことやボランティアのことをもっと知ってもらえるように、そして応援してもらえるように日本で何かできるのではないだろうかと気持ちを切り替えられるようになった。今までずっとエレファントホームの中に入って活動していたことが、少し客観的に見ることで何か発見があればいいなと思っている。
 今までエレファントホームに象使い体験や宿泊に来ていただいたお客様、そしてずっと私たちを応援してくれていた人たちには感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き、今年もエレファントホームをどうぞよろしくお願いします。
 
(文・写真 by なお)
http://ameblo.jp/elephanthome
エレファントホームのお問い合わせ:
elephanthome@hotmail.co.jp (日本語)

 

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