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月の音・雲の影 (47)ヘッ・デーン・コー

カテゴリー: 今号のピックアップ | 2013.09.09 Monday

 

今号のピックアップコラムは
アンドゥトロワさんのチェンマイの写真コラム「月の音・雲の影」です。





 へッ(ト)・デーン・コーは、山の奥の木の下に生息する赤いきのこ。
山の奥でも木を切っている場所や、小さな木の下には生息しない。
自然が豊かで涼しい場所、大きな木の下を好んで生息するらしいのだ。
それだけで本物のきのこに思えてしかたがない。
 大抵のきのこは1kg150バーツくらいするが、
このきのこは1kg300バーツだ。とても貴重なきのこなのだ。
調理法も様々で、サラダやスープにしたり、
蒸して唐辛子のペーストに付けてたりする。

 先日、カレンの村へ行った時に、急に始まった山でのお料理教室での
定番きのこスープのレシピをご紹介しよう。
 まずはきのこの泥をよく落としきれいに洗って、手でほぐしながら小さくする。
小さい石の臼の中に、山の唐辛子(山の唐辛子は太っている)と、
にんにく、輪切りにしたレモングラス、海の塩を入れて、たたいて潰しペースト状にする。 小さな釜戸に火を起こしてお鍋に水を入れ、煮立ったらペーストを入れきのこを入れる。5〜10分ほどそのまま煮て、最後に庭で摘んできた「メン・ラッ」という緑色の葉っぱを、ちらして出来上がり。
 へッ・デーン・コーの保存の仕方は、1度蒸して冷凍庫に入れておけば、
食べたい時にいつでもおいしいへッ・デーン・コーが食べられる。
 スープきのこのお味は、ちょうどよい歯ごたえと、
煮ているのでこころばかしとろりとしていて、やわらかい山のお肉のよう。
蒸したきのこは、なんとなくシャキッとしていて野菜のよう。
 素材は同じでも調理の仕方で、ちがうものにかんじるから不思議だ。

 自然をそのまま残していけば、こうして貴重な食材が自然と生息していけ、
それをまた人間がいただくことができる。
 すっかりこのヘッ・デーン・コーに魅了されてしまった。


筆者プロフィール ボランティアで初めてチェンマイへ。育児の傍ら、ものづくりしています。在歴7年 http://preekruai-yourebeautiful.blogspot.com/



 

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