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ラオス情報  ビエンチャンの北に新しい県が誕生(259号)

カテゴリー: 今号のピックアップ | 2014.01.25 Saturday

 

今月のピックアップコラムは「ラオス情報」です。
毎月1回、タイの隣国ラオスから、
現地の日本語情報誌「テイスト・オブ・ラオス」さんから届く、
ラオスの旬な話題を紹介していただいています。



ビエンチャンの北に新しい県が誕生




 国連に「後発開発途上国」とか
「最貧国」と認定されているラオスですが、
治安面では比較的安定した国です。

 とはいえ日本外務省の渡航情報で
「渡航の是非を検討してください」と
指定される地域が1カ所だけあります。

 首都ビエンチャンの北方、
険しい山をひとつ越えたサイソンブン地域がそれで、
モン族を中心にした山の民が、
低地に強制移住された不満を背景に
散発的な反政府武装闘争を展開してきました。
 そのため1994年には「特別区」として
ラオス軍の統治下に置かれ、
その12年後の2006年には
この地域は二分されて隣接する県に編入されました。

 人口も少なくインフラ整備も遅れ、
最貧国のなかの最貧地域として
取り残されてきたこの旧特別区も
近年は人と物の出入りが増えてきたようです。

 民族融和政策を掲げるラオス政府は
今年1月1日にこの地域を再編成して
新しい県に昇格させ、
貧困撲滅に着手しました。

 これからは農業、漁業、
その他さまざまな分野の支援が始まるようです。
 日本政府もいずれ渡航危険地域の指定をはずし、
援助の手を差し伸べることでしょう。

 インフラの未整備がゆえに、
みずみずしい自然がのこる新生サイソンブン県には
国内外からの観光投資も期待できます。
 首都に近いことを生かしたエコ・ツーリズムの拠点として
世界に紹介される日もやがて来るような予感がします。(ふ)

 

 

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