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高齢者ケアの実際 セミナー開催のお知らせ −1

カテゴリー: 今号のピックアップ | 2015.09.25 Friday

 

今号のピックアップコラムは
「ファランのロングステイ」や「どうしてチェンマイ」のコラムでおなじみの
サミュエルス・圭子さんによる
チェンマイ在住のファラン(西洋人)による高齢者ケア活動のお話です。
興味を持たれた方は、
11月に開催される高齢者ケアのセミナーにご参加ください。
(セミナーの詳細は次号をご覧ください)


高齢者ケアの実際       セミナー開催のお知らせ −1

チェンマイで人生の最後を送る、
これが選択肢の一つとして考えられるようになってきました。
その時、尊厳死、介護、ホスピス、費用、次々と疑問がでてきます。
チェンマイに暮らす高齢の外国人は、随分前から草の根運動をしてきました。
5年間の活動で学んだ事を日本人にも分かち合いたいと、
11月第一週にセミナーが開催されることになりました。
筆者の私が通訳をしますので、
英語が得意でない方も受講することができます。
今回はファラン(西洋人)の高齢者が立ち上げた高齢者ケア活動をご紹介し、
次号ではセミナーの詳細をお知らせします。



1.    大病をしたり、末期をチェンマイで迎える場合は?
この問題にとりくんでいるのが、「癌サポートグループ」
チェンマイで癌治療をして元気になった人達、
末期を在宅ホスピスで迎えたいと希望する人達の草の根的な運動から始まった。
なお過去の活動内容やお世話をした方々の話は
本誌に掲載済みの記事を参照してください。
http://chiangmai.deepquestion.info/ (ちゃ〜お過去ログ癌サポートグループ をクリックしてください)

中心になって活動しているボランティアの数は6人、
癌体験者以外には、アメリカで引退した医師、
イギリスのホスピスで看護婦をしていた人、
夫を癌で亡くしたタイ人が中心になって活動している。

癌診断がでたばかりの人は精神的なショックで
医者の言うことがよく理解できなくなることがある。
そんな時、同じ道を通ってきた癌体験者の話しは頼りになる。
また患者の立場でのアドバイスが受けられる。
病院、医師、治療方法の選択、術後管理など、
どれをとっても冷静な判断をしなければ後に悔いが残る。
末期の方には介護、ホスピス、死亡時の手続きまで相談に乗ってもらえる。

去る8月21日、YMCAにて日系4団体共催で日本の高齢者介護についての講演会があった。
ほぼ80人主席者はから活発な意見や質問がでた。
「介護を日本で受けるつもりでいたのですが、
日本の状況が厳しくなってきているので、
チェンマイで受けようかと今考えているところです」
主催者側からは
「末期医療をどうするか、
自分の気持ちを周りの人にはっきり伝えておかないと、
回りの人が困りますよ」
との意見がでた。
最後をチェンマイで迎えようとしている日本人の数が確実に増えてきているようだ。


2.    道で行き倒れになった外国人を見たら何処に連絡したらいいのか?

2015年8月10日号ニュースクリップに掲載された海外困窮邦人援護統計によると、
2013年度ではバンコク大使館の困窮邦人用語数は世界で一番、
チェンマイ領事館の邦人擁護数は世界で19番となっている。
擁護されるのは60−69歳の男性が多くなっている。
大使館の中でバンコクの邦人擁護数が世界で一番高いのは何故だろう?
同新聞の説明によると、
タイに行けばきっと安く暮らせるだろうと気楽な気持ちで来る邦人が多いからだそうだ。

一方、ファラン達は困窮高齢者の問題にどう取り組んでいるのだろう?
イギリス領事官とアメリカ領事官からの、
「行き倒れになったり大病にかかったりした
ファランの援助を領事館に依頼されても対応できないでいる。
人道的にどうにかしたくても出来ないで困っている」
という話を請けて、
fファランの有志が立ちあがり、
困窮外人を相互扶助する会として
ランナーケアネットワークが2011年に発足した。(www.Lannacarenet.org)

会長はイギリス名誉領事Ben Svasti Thomson、
副会長にアメリカ領事館のJane Houseton,
リエゾンにNancy Lindley、
他には引退した医者、看護婦が中心になっている。
ボランティアの数は30人。
お世話した高齢者は平均で年間60件になる。
次号のちゃ〜おに続きます。



 

 

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