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ロングステイの呪縛から逃れて、ロングステイよりショートステイを!

カテゴリー: ロングステイの光と影 | 2007.05.21 Monday

 

 チェンマイ・ロングステイとは、「物価の安いチェンマイで暮らしませんか?」と同義語になっているような感がします。日本では一時(今でも?)、「田舎に来て自然の中で野菜を作ってのんびり暮らしませんか?」などと、過疎に悩む村などから、物価の安い田舎暮らしの呼びかけがありました。
 日本の田舎へ行くような感覚と、あくまで外国であるチェンマイへ行くのとは、それこそ雲泥の差があります。言葉も生活習慣も法律も何もかも異なる外国に、物価安だけ求めてのロングステイ暮らしなど、3年もすればおのずと限界が見えてくる場合が多いのではないでしょうか。(そうなるであろう要因については、以前記したので割愛)。
 タイトルにも記したように、猫も杓子もロングステイとの思い込みから、一歩離れて冷静になって考えてみるのも悪くはないでしょうか。
「チェンマイとはどんなところなのか、現地で1ヶ月ほど滞在してみようか?」
 こんな軽い考えのほうが良い気がします。そうすれば、特別なビザなど不必要で、ちょっと長い旅行気分で来ることができます。家賃5千バーツ前後の部屋(探せば見つかる)を1ヶ月だけ契約して、ともかくチェンマイをあれこれ好奇心を持って出歩くことです。面白くて、もう1ヶ月いたいなら、部屋の契約をもう1ヶ月延長し、メーサイへ国境の旅気分で出かけて、ミャンマーに出国してすぐに戻れば、また30日間の滞在が可能です。また、空港近くのチェンマイのイミグレーションに出向けば、10日間の滞在延長を手数料さえ払えば簡単に許可してくれます。
 そして、日本に帰国して、チェンマイを冷静に客観的に見直すのです。もっと知りたい・調べたいなら、再度の1ヶ月ないしは2ヶ月の滞在をして、また日本に帰国して、チェンマイを冷静に見直す。これを、ロングステイと区別して、あえてショート・ステイと名づけたいと思います。このショート・ステイでは、原則的に日本人に頼らず、頼るとしても最小限度に抑えて、あくまで現地の人の中に積極的に入っていく心がけが必要でしょう。最初からロングステイを目指すなどと思い込むから、大きな不安を抱えてしまうのではないでしょうか。チェンマイ・ロングステイなる言葉の呪縛から逃れて、ちょっとした長い旅行のショート・ステイ・チェンマイを楽しむ方向も悪くはないと思います。

 ロングステイよりリピートステイを!

 ショート・ステイを最低でも数回繰り返し、自立したロングステイの方向性と自信が出てきたら、本格的なロングステイにチャレンジしても、決して遅くはないと思います。そこで、ロングステイするのに、ここでもロングステイと気負うことなく、リピートステイを行うのがベターのような気がします。
 日本での暮らしと、チェンマイでの暮らしを数ヶ月単位で繰り返しておられる方、あるいは大半は日本の暮らしだが、年に数回は2〜3週間滞在する方。まさに、ロングステイではなくリピートステイの方になるのだが、そのような方はチェンマイに滞在中は、活動的で生き生きしているように思えてなりません。それに比べて、ロングステイなされている方には、大して変わりばえのしない惰性的な生活を持て余しているような方が、少なくないのではないでしょうか。
「チェンマイに飽きてきて日本に帰るのですが、日本に帰ってしばらくすると、なぜかまたチェンマイが恋しくなって、戻りたくなるんですよね」と語ってくれた方の言葉が、妙に印象に残っています。

(69号掲載)

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