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単身ロングステイの夢(2)

カテゴリー: ロングステイの光と影 | 2007.05.21 Monday

 

 年配単身ロングステイヤーが、必死にタイ語をマスターする努力をし、自分の努力でタイ人伴侶を見つけ出すことは、困難だが不可能ではないであろう。その場合に、安易にその筋の怪しげな業者や裏稼業の個人に依頼しないことだ。自助努力でも、少なくとも、日本よりは数十倍もその“夢”の実現の可能性は高いであろう。
 真摯で誠実に、かつ、カネを必要以上にケチることなくお付き合いして、一緒に一つ屋根の下に暮らせたとする。そうなると、誤解を恐れずに言えば、羨ましい御夫婦ロングステイヤーと、侘しい年配単身ロングステイヤーの位置関係が、ある意味で見事に逆転したともいえる。もちろん、くっつくのも簡単ということは、離れるのも簡単ということになりがちで、それは、長続きせず終わることも少なくない。だが、その当初の間だけに限れば、年配単身ロングステイヤーの陰が、くしくも光に転じたケースといえよう。
 再度、誤解を恐れずに言えば、ワケありの男性年配単身ロングステイヤーが、見えないところで爆発しているのも、その思惑には“当地の年下の女性とあわよくば”が、当然のこととしてあろう。年の差など関係なく、とりあえずは一緒に暮らしたり、結婚したりするのは、より誠実な考えならば、それはむしろ喜ぶべきことであろう。
 それは、単身男性ロングステイヤーの、チェンマイの見果てぬ夢ともいえる。しかし、相手のあることだし、それなら私も・・・などと簡単にはいかないのが現実。それには、こちらの言葉を習得する努力や、異国の人であるという理解と寛容性、相手の家族を曲がりなりにも、可能な限り受け入れる我慢などが必要になる。そして何よりも、こちらの物価レベルでも、程々の経済的余裕がないと、長続きするのは至難の業かもしれない。そして、何よりも、その土台になるのは、なんといっても自立した確固たる信念であろう。
 なにも、年配単身男性ロングステイヤーに、当地の女性との一緒の暮らしを、強く勧めているわけではけっしてない。ただ、彼らがそう望むならば、あくまで自助努力で頑張れば、その可能性は、日本よりかなり高いということだけである。
 さて現実であるが、年配単身男性ロングステイヤーが、こちらの年下の女性と、ねんごろなお付き合いを続けている方も、意外に少なくない。まあ、月々何がしかのカネを渡しての、援助交際(?)・愛人交際(?)のケースがほとんど。しかし、大きな年齢差などものとせずに、事実上の結婚や正式結婚に至った方も、ちらほらと見受けられる。
 老齢の方はさておき、年配単身男性ロングステイヤーが、現地女性とともに暮らすようになれば、ロングステイヤーから定住者になる。このケースが、今後徐々ではあるが増加していくような気がする。となると、それを当て込んだ、女性紹介のビジネスが、陰に陽に盛んになりそうである。日本人男性への結婚や交際の紹介ビジネスは、騙す気になればボロ儲けをできるビジネスとの業界の噂である。また、闇を覚悟で、それをおこなっている懲りない定住者もいるらしい。甘言を弄しての、そのような業者や個人には警戒心を怠らない慎重さが求められる。バツイチの年配単身ロングステイヤーであっても、何とかタイ語を勉強して、こちらの人に溶け込む努力を。そうすれば、周囲にタイの知り合いや友人を多く持てるようになり、単身者から定住者と安定することも夢ではないでしょう。
 
(83号掲載)

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