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「これをどうする?」

カテゴリー: ギャ!ギャップ!これって常識?非常識? | 2007.05.21 Monday

 

ギャギャップ84号これをどうする 日本人なら、西洋人はお辞儀の代わりに握手をするなんてことは、明治生まれのお爺さんでも知っていました。それどころか、日本人同士でも握手するのは珍しいことではなくなっています。「おはよう」は英語で「グッド・モーニング」。使ったことはないけれど、遠い昔に学校で習ったのが、頭の何処かに埃を被ってインプットされています。けれど、生身の人間に合掌(ワイ)するのがご挨拶だったり、「こんにちは」「おはよう」「おやすみなさい」から「さよなら」まで、「サワデイー・クラップ(カー)」の一言で終わってしまうなんて! こんなことは実際にタイ(チェンマイ)に来るまで全然知らなかった。だって名所旧跡やホテルなどは詳しく解説しても、ここまで解説しているガイドブックはほとんどないんだもの。タイ人と日本人のカルチャー・ギャップはかくも大きく、それが毎日の生活に大障害となるのは、読者の皆さんも既にご体験ご承知の通りです。
 では、このギャップをどうする? 有名な哲学者ロゴスは「言葉は神なり」と言いました。これは言葉を理解することで、その国の精神(カルチャー)を学ぶことができるとの意味合いがあります。それっとばかり、50?(貴方はお幾つ?)の手習いでタイ語の勉強をする。体験して体で覚えるとばかり、辛くて臭いタイ飯を我慢して食べ、タイ人とお友達になり積極的に交際する。つまり、どこからか木を切って来てギャップの谷間に危ない一本橋を架けるか、汗水を流してふうふう言いながら山から土砂を運んで谷間を埋めて渡るか。これらは確かに正攻法でしょうが、それに費やされる努力と体力は大変なものですよ。
 ちょっと待ってください。貴方はのんびり楽しく遊び暮らす為に遥々タイ(チェンマイ)に来たんではないですか? どんなに頑張っても、タイ人が日本人になれないように、日本人がタイ人になることは不可能なのです。それよりも発想を転換して、ギャップの谷間がどこににどのくらい大きく深く貴方を待ち受けているかを知って、少し距離を置いて助走してポンと上手く飛び越えることや、鼻歌を唄いながら少し遠回りして避けて通ることを考えるのも、楽しく暮らす便法ではないでしょうか? 貴方はそれくらいの時間と余裕は持ち合わせているはずですよ。
 私は初めてタイにかかわったのは30年以上前のこと。その後、タイ人を妻としてタイに移住して16年、タイ人の親族達に囲まれての田舎暮らしです。これから何回かに分けて私の見聞きした経験からこのカルチャー・ギャップを検証して、読者のお役に立てればと思っています。といっても、たった一人の体験には限りがありますから、読者の方々より「こんなことがあった」「これでビックリした」などの情報を私suga@loxinfo.co.thまたはChao編集部宛にご提供くださるのをお待ちしています。

(84号掲載)

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