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「時間」

カテゴリー: ギャ!ギャップ!これって常識?非常識? | 2007.05.21 Monday

 

ギャギャップ95号時間 朝、目覚し時計で目を覚ますと先ずTVのスウィッチを入れる。別にこれを見る訳じゃない。お馴染みの朝番組を聞きながら洗面や身支度をし、番組終わりのCMに続く定時ニュースを横目で見ながらコーヒーを立ち飲みするか、朝飯をかっ食らう。お天気お姉さんの登場で、団地アパートのドアを蹴り開けて電車の駅へ早足。何時の電車何両目、何番目のドアから乗ればドンピシャリ精勤賞間違いなし。今、毎日朝寝を楽しんでいる方の中にも、こんな経験を繰り返した思い出があるのでは? 結論から言えば、時間を守れるのは正確な時報や交通手段などがあるからなんですよ。
 これらが不整備な国では不可能という諦めが伝統的な習慣として残ってしまったのが、日本人をイライラさせる「タイ時間」ではないでしょうか? 日本では昔から放送局の時報があり、街の彼方此方にデジタルの時刻表示板がありますが、タイで唯一信用出来る時報は国管理の中波ラジオ(タイの一般ラジオは地域毎のFM放送です)が、午前8時と午後6時にキンコンカン、キンコンカンーー、ポワーンと間延びしたチャイムの後に国歌を流します。公共の施設などでは、この時報に合わせて国旗の掲揚と降下を行います。タイTV局も同様に独自のテロップで時報を出しますが、これは正確ではありません。大体タイのTVは、新聞などの番組表から遅れるのは当たり前、何かの特番や生番組、中継が延びても調整は無し、午後7時のニュースが深夜になるのも珍しくない。それどころか時には番組が早く始まって頭の方を見損なうことがあるほどですから、日本のように時計代わりにはなりません。その証拠にニュースキャスターは、「次のニュースは大体(プラマン)何時」と言いますよ。
 余程のことが無いと遅れず正確に時刻表通りに走る公共交通機関もありませんね。バンコクにはBTSや地下鉄が出来て、少しは移動時間の予測が付くようになりましたが、チェンマイでは最近出来た公共バスも何時来るか確かでないから、結局はソンテオ(赤バス)を拾ったり、トゥクトゥクのオヤジに数十Bふんだくられるのが落ちです。では自分の車となれば、交通渋滞で歩いた方が早い時があります。こんな所では時間厳守などは絵に描いた餅より悪いと諦めましょう。待ち合わせや会合の時間が遅れるのは普通、約束は明日と言えば2、3日後、1週間なら先ず半月、2、3ヶ月先のことは無に等しいと覚悟しなければこの国では暮らせませんね。
 何日も先、あるいは1月1年のスケジュールをカレンダーや手帳に書いている日本人の常識を破ることに、パーティーや催し物の通知を「明日やります」、酷い時には「今晩いらっしゃい」と言われて慌てたり困ったりがよくありますね。「何でもっと早目に知らせなかったか」となじると、「あまり早く知らせると忘れることがあるから」だって。もうやってらんないよ!
 ここにロングステイするからには時間を忘れましょう。ちなみに私の家には時計はあるが、目覚まし付きはありません。早朝の約束はなるべく避けています。先日朝の飛行機に乗るために、義妹の家からから目覚まし時計を借りて間に合わせました。

(読者の皆さんからビックリ!ギャップ体験を募集します。私suga@loxinfo.co.thかChao編集部へどうぞ)

(95号掲載)

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