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親子

カテゴリー: みちくさ写真 | 2007.05.21 Monday

 

みちくさ71号 親子

 得度をする男の子を祝うタイヤイのお祭りで、幸せなオーラを発している親子がいた。ふくよかな顔も体系もそっくりだ。性格も少なからず似ていることだろう。
 最近、成り行きで親子喧嘩の仲裁に入る羽目になった。
 端から見れば、お母さんが娘を心配するあまり少々うるさく口を出してしまうという気持ちも解るし、プライベートなことをいちいち指図されたくない、ちょっとだまってて、と怒る娘の気持ちも解る。解るが、事の発端となった問題自体はいつしか忘れられ、「お母さんはこうだからいけない」、「あんたこそ子供のころは素直だったのに」と、どこまでも言い合いが続いていく。
 話の状況を自分に当てはめて考えると、やはり親子喧嘩になってしまうかも、と思う。親子とはお互いに良い所も悪い所も知り尽くしている相手だから、痛いところを突かれると素直に聞けないのだろう。 
 このごろよく思うのは、認めたくない自分の欠点が肉親に見えたとき、どうしても許せず、身内であるだけに遠慮なく非難してしまうんじゃないか、ということだ。逆に、自分の欠点を「そんなものだ」と認めている人なら、身近な人に同じ欠点が見えたとしても、「そんなものだ」と受け入れられるのかもしれない。
「あんたは母親と良く似ている」と人から言われショックだったことがある。しかし、親子だから当然ではある。私の目の前で、親子喧嘩を繰り広げるお二人も、私から見れば、よく似ている。もし「お母さんの(お父さんの)ここが嫌なの」とか、「あんたのここが悪いところよ」という言葉が口をついて出たとき、それはそのまま自分が抱えている問題なのかもしれない。
  
チェンマイ

(71号掲載)

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