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おもちゃ

カテゴリー: みちくさ写真 | 2007.05.21 Monday

 

みちくさ79号 おもちゃ


 小さい頃、どんなおもちゃで遊んだっけ? あまり思い出せないが、ひとつ印象に残っているのが、いとこからもらった算数セットだ。いとことは10歳近く離れているので、数を数えるひごなどが竹で出来ていて珍しかった(自分のはプラスチック製だ)。これで、妹と八百屋さんごっこやら市場ごっこやらをして遊んだ。おはじきが野菜やさかなになったり、さいころがお金になったりした。
 先日、知り合った人が、「子供のために作ったくまのぬいぐるみに顔を描かない」という話をしていた。見せてもらった手作りの人形は、確かに目も口も何もない、のっぺらぼうだ。でも、子供に、今日はどんな顔をしているかと聞くと、「笑ってる」とか「怒ってる」とか言うのだそうだ。そして、どうして笑ってるの?と続けていくと、子供は答えてくれる。子供の空想する力が育つおもちゃである。
 何もないところでも、子供は遊び道具を見つけ出して、想像して遊ぶものなのかもしれない。
 ラオスのルアンパバーンの街を歩いていると、子供たちが道端で遊んでいるのをよく見かけた。靴飛ばしや、ビー玉、凧や舟を作っている子、路地ごとにいろいろな遊びが繰り広げられている。
 ままごとをしている子供たちに近寄ってみると、子供の手のサイズの小さな鍋やお皿、七輪などは、手作りの素焼きだった。それを使って泥団子や小石、木の葉や実で、空想の美味しい料理が作られていく。そこに、天秤を担いだ卵売りがやってきて、子供の一人は「卵が来たよー」と知らせに家のほうへ走っていった。

ルアンパバーン ラオス

(79号掲載)

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