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私の家は山の向こう−テレサ・テン十年目の真実

カテゴリー: ちょっとディープな本紹介 | 2007.06.19 Tuesday

 

私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実
文藝春秋
有田 芳生(著)
発売日:2005-03
おすすめ度:4.5


 「つぐない」、「愛人」、「時の流れに身をまかせ」・・・その美しい歌声を知る日本のファンにとって、天安門事件前後のテレサ・テンの活動と1995年5月8日のチェンマイでの突然の死は衝撃的な出来事であった。
 「スパイ説、本当の死因、中国政府の罠、天安門事件との繋がり・・・全ての謎の答えはこの本にある!」と装丁の帯にあるように、著者の有田芳生(ありた・よしふ)が取材開始から13年もの年月をかけて完成させたこの本には、歴史の流れに飲み込まれながらも懸命に生きた「人間 テレサ・テン」が描かれている。
 幻の名曲として知られる「我的家在山的那一邊」(私の家は山の向こう)がCDで付いているのがうれしい。
 有田芳生は、80年代からの霊感商法や新興宗教取材で、さらに95年の地下鉄サリン事件とオウム真理教報道の最前線で命を張った硬派なジャーナリストとして知られ、また現在はテレビのワイドショーでのコメンテーターとしてお馴染みであろう。
 しかし都はるみやテレサ・テンを取材した彼のノンフィクションが非常に高く評価されていることをご存知なかった方々にこの本を是非とも紹介したい。この「私の家は山の向こう」を原作にしたテレビ朝日のドラマが、先日ここチェンマイで撮影されたばかりである。 【編集部K】

有田芳生ホームページ

(92号掲載)

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