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タイ 工芸の里紀行

カテゴリー: ちょっとディープな本紹介 | 2007.06.20 Wednesday

 

タイ 工芸の里紀行
実業之日本社
江本 正記(著)
発売日:2001-11
おすすめ度:3.5


 絹や綿の織物、漆、竹細工、貝細工、木彫、陶器、刀、影絵。タイの風土に合った天然素材で作られた工芸品と出会った著者は、それが生まれる場所を訪れ、作る人と出会う。本書は「工芸の里紀行」とあるように、タイの工芸をくまなく紹介するガイドではなく、タイを愛する著者が、工芸に導かれてタイを旅する紀行文である。
 工芸品は一つ一つ作る工程が細かくレポートされているが、その他に「一生懸命という言葉はない」といわれるタイの人々の気質、工芸品作りに関わる名も無き職人の人生が淡々と語られ、読み物として面白い。中には日本人の職人も登場し、彼らによって語られる言葉は、タイに住む日本人にとって共感を感じるものかもしれない。
 タイの工芸事情がわかる以上に、工芸が生まれるタイの田舎の空気が伝わる本である。 【編集部B】


(71号掲載)

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