チェンマイ発・ちょっとディープな北タイ日本語情報誌CHAO『ちゃ〜お』は毎月10日、25日に発行。本文へスキップ

<< 海外ロングステイ応援マガジン  悠遊自適 | 最新 | 「スマイル!」〜タイ「希望の家」の子供たちとの500日〜 >>

「第二次世界大戦でのクンユアムの人々の日本の兵隊さんの思い出」

カテゴリー: ちょっとディープな本紹介 | 2007.06.20 Wednesday

 

49号本紹介チューチャイさん
著者:警察署長 チューチャイ・チョムタワット
翻訳:武田浩一
値段:寄付金

(本の内容の一部紹介)
 私は、クンユアム警察に署長として赴任してくるまでは、何の考えもなかった。1995年(平成7年)に赴任してから、いろいろとクンユアムの人々の家に挨拶に回った。そうしたところ不思議なことにどの家にも宝物みたいにして、日本の兵隊さんの物を一つか二つ必ず持っていた。水筒、毛布、鉄帽、飯盒等。これが日本の兵隊さんの思い出の品ですよと言う。
 私はいろいろと聞いてみた。メーホンソンの昔を知る人は、昔日本の兵隊さんがいっぱいクンユアムに来て、兵舎を作って4年〜5年くらいここに住んでいたよといった。私は何も知らなかった。
 それから私はたくさんの本を読んだ。チェンマイの図書館、メーホンソンの図書館にも行って第二次世界大戦のことをいろいろと勉強した。
 しかし、クンユアムの日本兵のことは何も分からなかった。ここクンユアムには日本兵との思い出が埋もれている。しかし何事もなかったように、人々は日々の生活をしている。若い人は何も知らない。唯みんなの心の中に思い出が残っているだけだった。
 村のおじいさん、おばあさんだけの思い出とするのはもったいないと思った。今何もやらなければ、だんだんと忘れ去られ、いずれ何もなくなってしまうだろうと思った。
 私は本気で調べ始めた。メモを取り、またビデオ、カセットテープ、写真も撮って、おじいさん、おばあさんからいろいろと話を聞いた。日本軍のこと日本兵のこと、当時の村のことを。私は、もっとやらなければいけないなと思い始めた。人々の思い出を、これから伝えるために。
 この本に書いたことは村人の知っていること見たことを、私が聞いて調べた事実である。


(49号掲載)

ちょっとディープな本紹介 タイトル一覧へ

 

ちょっとディープな本紹介 | Top