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スッポンポン

カテゴリー: ギャ!ギャップ!これって常識?非常識? | 2007.07.21 Saturday

 

スッポンポン タイトルから今回のコラムは最近話題のインターネット・ポルノの事かと想像されるかも知れませんが、そこは興奮しないで抑えてお読み下さい。
 私達年配の日本人には理解に苦しむニュースですが、この頃、日本の男の子達は、修学旅行などの集団行動の際に大浴場に素っ裸で入るのを恥ずかしがるのだそうですね。昔からお風呂は裸で小さな手拭で前をチョッと隠すだけで、そればかりか湯が汚れるとして、湯船にはその手拭も入れないのがエチケットだとばかり思っていましたが、どうした事でしょうね? ほとんどの家庭にお風呂場が出来、銭湯などに行く習慣が無くなったからでしょうか?
 タイには日本のように熱い湯船に入る習慣はありませんが、一人だけホーンナーム(タイ式バスルーム)で水浴び(アープナーム)する時も真っ裸にはならないのが伝統のエチケットです。井戸端、川や池の水浴びはもちろんの事で、正式にはパーカーオマー(男性用)あるいはグラジョームオック(女性用)というサロン風の布を、男は腰、女は胸まで巻いて水浴びします。私はこれを知らないで、家内の実家の井戸端で水浴びの最中家内がタオル持って飛んで来て、厳しく叱られた思い出があります。
 水浴びだけでなく、タイ人の大好きな滝見物やビーチでも、彼らは特に水着を着けずに普段着のまま水遊びに興じています。気温が高いのと湿度が低いので直ぐ乾くから問題はありませんが、水を含んでガバガバになったジーパンや肌にまつわる濡れたシャツなどは、身動きがぎごちなく安全上も問題ありで、日本人のスッキリ感覚からは程遠いと思われるのですが、もう一つの理由には、高い旅費を使い日焼けローション(日焼け止めではない)で肌を焼こうとする寒帯人間の旅行者と反対に、何とかこれ以上黒くなりたくないタイ人を含めた熱帯人間の白い肌悲願(失礼?)もあるのでしょう。
 いずれにしてもタイ人は特別の場合(?)以外には、スッポンポンになる習慣を持ち合わせません。日本人男性の「よくぞ男に生まれけり」のスッポンポン思考はタイではエチケットの大違反になりますから、自宅でもタイ人雇い人などの目を考えて、行動に気を付ける必要があるのではないでしょうか?
 CHAOの人気定番記事に『温泉探検隊』があります。読者の方でこれを読んでの田舎温泉巡りをなさる際には、露天風呂にスッポンポンで「アーいい湯だな!」とは残念ながら参りません。ただでさえ温泉を楽しむ風習の少ない地元の人達に、マナー知らずの野蛮人が来たと顰蹙(ひんしゅく)を買わないためにも、温泉行きにも必ず水着のご用意をお忘れないように。


(読者の皆さんからビックリ!ギャップ体験を募集します。私suga@loxinfo.co.thかChao編集部へどうぞ)

(100号掲載)

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