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道案内

カテゴリー: ギャ!ギャップ!これって常識?非常識? | 2007.09.29 Saturday

 

ギャップ105道案内
「エキスキュウズ・ミー、プリーズ・ショウ・ミー・ザ・ウエイ・トゥXXX」、旅行者用英会話に必ずあるフレーズですね。道に迷ったら地元の人に尋ねるのが世界の常識ですが、タイではこれが非常識、そんな事ってあるの?
 初めはタイ語が下手だからとばかり思っていましたが、ある時、道に迷って車を道端に寄せて、同行のタイ人に「そこの人に道を聞いてよ」と言ったら、「タイ人は道を知らないから聞いても駄目よ」と窓も開けようとしないのでショックでした。 タイ人は色彩やデザインなどに独特の素晴らしいフィーリングを持っていますが、一般的に物事を順序良く解明したり組み立てるロジックに欠ける性格なのです。本当は道を知らないのではなくて、本人なら目をつぶってでも行けるのですが、「ここから三つ目の十字路を右折して、百メートルほど行くと電話ボックスがあり、その角を左に入れば直ぐですよ」、と他人に説明する事が上手く出来ないのです。
 さらに、これに輪を掛けるギャップがあります。日本人は「もし貴方が知らない事や出来ない事を人に尋ねられたら、直ぐ丁寧にお断りしないと相手に迷惑が掛かりますよ」と教えられていますが、殆どのタイ人は「知りません」「出来ません」と一言のもとに断わるのは相手に大変失礼で、また自分に対しても非常に恥ずかしい事と信じているのです。
 では、どうするか??? それが本人達にも良く判らないから、見ず知らずの人に突然捕まって質問される事は思いもよらない災難と受け止めて、何とか早くその場から脱出する事に考えが走ってしまいます。知ったかぶりや出来るふりをするのも一つの逃避術ですから、「この道を真っ直ぐ行けばチェンマイに行けますね」などとヒントを与えようものならもう大変、「はい、はいそうですよ」との答えを信じて数十キロ反対方向に走る羽目になります。
 ですからタイでは、ガイドブックや地図を良く勉強して自分自身に頼る以外に道は開けません。地図と言えば、日本では「ちょっと待ってね」と言って紙切れとペンで簡単な地図を描いてくれる人も珍しくありません。これもタイの学校のカリキュラムがどうなっているのか? タイ人は地図に弱いから地図を見せても役に立ちません。甚だしい例を挙げれば、イサーン(東北地方)で迷った時、駐在所を通り過ぎたのを思い出して数キロもUターンしてお巡りさんに聞いたがチンプンカンプン、「今この交番の場所は何処ですか?」と地図を出して見せたら、彼は動転して答えられない。警察官でも地図が読めない事があるんですね。この時は運良くバイクで乗り付けて来たアンちゃんが道を教えてくれたので助かりました。
 ついでですが、タイで最も正確な地図はタイ陸軍の作った「ペーンティ・タハーン」というものですが、大きな書店でも品揃えが少なく何年毎に更新するのか? 新しい道路が無いのが欠点です。比較的便利なのは大手石油会社の宣伝用ロードマップで、大きな給油所で無料でもらえます。


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(105号掲載)

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