チェンマイ発・ちょっとディープな北タイ日本語情報誌CHAO『ちゃ〜お』は毎月10日、25日に発行。本文へスキップ

<< 道案内 | 最新 | 制服が危ない!? >>

結婚−男はつらい?

カテゴリー: ギャ!ギャップ!これって常識?非常識? | 2007.09.29 Saturday

 

ギャップ106bギャップ106a
 ごく常識的に日本人は単一民族で、同じカルチャーを共有していると言われます。一方、タイの国境地帯の山岳地や南部海岸には、多種の少数民族がそれぞれの生活習慣を維持継続しています。ですから多民族国家でカルチャーの混在があるのですが、このコラムでは私達が日常接するマジョリテイーのいわゆるタイ人カルチャーとのギャップを見ていますので、あまり難しく考えないで読んでいただきたいと思います。今回は人生の節目の結婚です。
 基本的な大きな違いは、タイを含め東南アジアの多くは母系家族ですから、養子縁組など関係なく、男は女側に婿入りするのが普通です。最近、結婚後の姓は女側でも両姓でもよくなりましたが、いずれにしても嫁の親族と同居になり、嫁の親達の面倒を見ることになります。それだからタイでは、男子でなくて「女子誕生バンザイ」と考えられます。何故なら男は育てても他家に取られるだけだが、娘は男を家の労働力の追加としてずっと親の面倒も見られるからです。
 ここで核家族独立世帯化の進んでいる日本人(外国人)が気を付けなければならないのは、外国人婿は労働力として迎えられる代わりにミルクの出る牛(搾ればいくらでも金を搾り取れる?)として、多数の親族を経済的に支援するのが至極当たり前と理解されます。この大ギャップを十分承知して、それに耐えられるだけの度量と経済力に自信が無ければ、骨と皮だけにならないようにタイ人女性との結婚は避けた方が無難でしょう。
 タイ人男性にとっても結婚は大変です。正式な結婚には結納金があるのは日本と同じですが、「半返し」とか「袴(はかま)代」などとして半額返る事は無く全額取られっぱなし、最近の相場では最低10万バーツに純金のネックレスなどが要求されますから、それが無くて手続き出来ないカップルも多いようです。タイでは入籍にあまりこだわりませんし、離婚歴も問題視されません。だから最近ブームのヴァレンタインデーに60、70代のカップルが入籍して話題になります。結婚式も男が自分の親族に守られて(?)女の家の会場に向い、門前で女側からクイズめいた検問を受けて入る習慣さえもあるのです。
 亭主になっても「飯」「風呂」「寝る」とふんぞり返れません。何故か熱帯地方の男は甲斐性が無いので、嫁がシャカリキ働き、婿は掃除洗濯炊事家事一切から子育てまでやらされるのも珍しくありません。
 対照的なのはタイ男の婚前の求愛はこれ物凄いもので、学業や正業を打ち捨てて全ての時間とお金をお目当ての女性に注ぎ込みます。かつて流行った「アッシー君」の何十倍かですから、うっかり日本人の女性がタイの男にこまされるケースも多いようです。だが、いったん目的を達すると、疲れ果てるのか途端に元の怠け者に逆戻りして、子供でも出来ると次の女を捜すのもタイ男の特徴です。こんな事でタイには母子家庭が多いのですが、先述のように親族の結束が固いので、子供は母親や祖母などが養育して、お母さんは出稼ぎでも何処でも陽気に仕事に専念するのもタイの特徴です。結婚に限らず、トータルでタイは女が強く、男の評価はいまいちです。貴方はこのギャップに飛び込む勇気がありますか?


(読者の皆さんからビックリ!ギャップ体験を募集します。私suga@loxinfo.co.thかChao編集部へどうぞ)

(106号掲載)

ギャ!ギャップ! これって常識?非常識? タイトル一覧

 

ギャ!ギャップ!これって常識?非常識? | Top