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お天気

カテゴリー: ギャ!ギャップ!これって常識?非常識? | 2007.12.07 Friday

 

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 今回のギャップは単純明解、日本とタイではお天気が全く違います。
 それにしても日本のお天気は複雑多様で、今日雨が降るか降らないか? 傘を持って出ようか? 毎日心配しないといけません。お昼頃になって雨が上がり、うっかり傘を置き忘れてお母さんに叱られるのは子供ばかりではありませんし、帰宅時間に雨になり、ちょっと雨宿りが午前様になって家庭争議なったりもします。
 タイは最南部地域以外、大体11月から次の年の5月までは乾季で雨はまず降らず、6月から10月が雨季になります。知らない人は半年も雨季ではとビックリしますが、日本の梅雨のようにシトシトピッチャンと何日も降るのではなく、夕立のような強い大粒の雨が日に一度か二度あるのが普通で、一日中降る日は半年で合計10日も無いようです。ですから徒歩やバイクの人以外は雨具が無くても短時間の雨宿りで済ませられない事はありません。雨と雨との間は乾季のようなカンカン照りでなく、直射日光の無い高曇りが多いので気温も35度を超える事は少なく、むしろ過し易い気候です。
「○○地方南東の風○○m」――」と始まるのが日本の天気情報の定形ですが、タイでは新聞やTVのお天気欄には風の情報が全く示されません。もちろん気象庁や測候所では観測して記録はしていますが、日本と違って常に風が吹く気象状況が無いためでしょう。冬になると何処にもある「××おろし」などと言う空っ風もありません。
 そして日本列島が毎年夏から秋にかけて悩まされる台風が無いのです。ご存知の通り、台風はマリアナ諸島やフィリピンの東海上辺りで発生して西から北の方向に北上しますから、これが真西に進んでもヴェトナム中部から中国南部の海岸に上陸します。台風は一旦上陸すると急速に勢力が衰えますから、ヴェトナム、カンボジア、ラオスなどの陸地を通ってタイ東北部に入る時、あるいは中国南部からタイ北部との国境線の北側を通る時には熱帯低気圧になり殆ど強い雨のみが残り、心配されるのは洪水だけとなります。たった一つの例外は、1989年11月にインドシナ半島とマレー半島の間の海上で発生し、シャム湾を横断して南部チュンポーン県を通ってアンダマン海に抜けた台風ゲイがあり、6百人近い死者行方不明者と大きな損害を出しました。
 台風が無い代わりに局地的な突風がよく起こります。これは地表が熱せられて激しい空気の対流から起こるもので,強さは台風並で雨や時には大粒の雹を伴いますが、規模は半径数キロ以内です。しかし農村部ではトタン屋根が飛ばされ立ち木や農作物に被害があり、市街地では屋上や道路傍の大型広告看板が倒壊して死傷者が出ることがあります。
 タイの大部分は広い平野地なので昼夜の気温差が日本よりずっと大きい大陸性気候です。皮肉な事にチェンマイを中心とする北部はタイで最も暑く最も寒い地域で、冬場の最低最高気温の差は20度以上になりますから風邪に注意です。



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(111号掲載)

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