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物語タイの歴史― 微笑みの国の真実

カテゴリー: ちょっとディープな本紹介 | 2008.03.20 Thursday

 

物語タイの歴史―微笑みの国の真実 (中公新書 1913)
中央公論新社
柿崎 一郎(著)
発売日:2007-09
おすすめ度:4.5


 中公新書の「物語〜の歴史」は、その国の歴史をざっと読み通すのにちょうど良いと評判のシリーズである。この本では「タイ族による国家ができてから、タクシン政権の崩壊まで」簡潔にまとめられている。
 本の帯には「世渡り上手な東南アジアの優等生」とある。確かに以前からタイという国の世渡り上手ぶりは有名であるが、それは決して悪いことではない。周囲を他国に囲まれ西欧列強の植民地政主義に晒されていた19世紀〜20世紀に国家として生き抜くためには、当然の舵取りであった。現代の日本で舵をにぎる政治家たちにもこれくらいの図太さと器用さがほしいと思うのは私だけではないだろう。
 これからの乾季(冬季)の寒い夜に、厚着をして暖かいお茶でもすすりながらさらりと読んでほしいタイの歴史本である。【編集部K】


(112号掲載)

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