チェンマイ発・ちょっとディープな北タイ日本語情報誌CHAO『ちゃ〜お』は毎月10日、25日に発行。本文へスキップ

マミジロマルハシ(334号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.03.10 Friday

 

和名 マミジロマルハシ
英名 White-browed Scimitar Babbler
学名 Pomatorhinus schisticeps

 

マミジロマルハシは、AOUではチメドリ科アカガシラチメドリ亜科マルハシ属に
分類される野鳥ですが、チメドリ科の分類には諸説があり、
アマチュアにはお手上げです。
体長は21−23cmくらいで、標高2000mくらいまでの
広葉常緑樹林・草原などに住む留鳥で、名前の通り白い長いマユが特徴のひとつです。
ギャッ、ギャッともゲーッ、ゲーッ、とも聞こえる、お世辞にも美声とは云えない
大きな声で鳴きますが、チメドリ類の常として、声はしばしば聞くものの、
姿はなかなか見せてくれません。
この写真を撮影した日は、二羽のマミジロマルハシが当分の間追いかけっこをしていましたが、
繁殖行動だったのでしょう、警戒心が薄くて割と容易に写真を撮らせてくれました。
その間一羽がずっとクモを咥えておりましたが、求愛のためのプレゼントだったのかも
しれません。

 

 

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ズグロコウライウグイス(333号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.02.26 Sunday

 

 

和名 ズグロコウライウグイス
英名 Black-hooded Oriole
学名 Oriolus xanthornus

 

ズグロコウライウグイスは

スズメ目コウライウグイス科の鳥で、体長は25cmくらい、
標高900mくらいまでの

平地の木のあるところ、雑木林、などに住みます。
食性については詳しいことは分かりませんが、昆虫食のようです。
コウライウグイスに仲間は日本では見られませんが、

英語名のオリオールはアメリカのプロ野球チームの名前でよく知られていますね。
ズグロ君は、2013.2.25号でご紹介した

「コウライウグイス(Black-naped Oriole)とよく似ていますが、

ズグロ君が頭部全体が真っ黒なのに比べて
コウライウグイスの方は、

怪傑ゾロのような目を覆う黒い部分が後頭部まで回っていますが、頭頂部は黄色です。
また、ズグロ君は渡りをしない留鳥ですが

コウライウグイスは乾季の間だけ見られる渡り鳥です。
この写真は昨年の2月にチェンマイ大学メーヒアキャンパスで撮影したものです。

 

 

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ハイガシラチメドリ(332号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2017.02.11 Saturday

 

和名

JUGEMテーマ:写真


英名 Brown-cheeked Fulvetta
学名 Alcippe poioicephala

 

 ハイガシラチメドリはスズメ目チメドリ科に分類される体長16cmほどの野鳥で,
渡りはしません。
 チメドリ科と言うのはとても多様な科で、

時代と共に大きく変化してきておりまして、
アマチュアにはなかなか理解の難しい科です。
和名でxxxxチメドリという野鳥は、英名ではxxxx Fulvetta, xxxx Yuhina,
xxxx Babbler が多いようですが、それらの違いについても、
いまだに私には良く分かりません。
でも、チメドリの仲間に共通する特徴として、
「草むら、雑木林、竹藪などに群れを作るものが多い」

「飛翔能力は高くなく渡りはしない」
「主に昆虫食だが、少々の種子食もする」

「色彩の地味なものが多い」
と言うようなことが言えると思います。
今回の写真は2010年6月にドイプイの山中で撮影しました。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

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セッカ(329号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.12.25 Sunday

 

和名 セッカ
英名 Zitting Cisticola
学名 Cisticola juncidis

 

 

セッカはスズメ目セッカ科に分類される

体長11−13cmほどの小型(スズメよりも小さい)の野鳥で、
主に草原で見られ、白い長い眉と頭部の縦じまが特徴です。
アフリカ、ヨーロッパ南部、インド、東南アジア、

中国南部、台湾、日本、オーストラリア北部に広く分布し、
タイでも全国的に生息しています。
渡りはしないものが多いようですが、

寒い地方に住むものは冬になると暖かい地方に移動するようです。
よく似た野鳥に「タイワンセッカ」(第82回にご紹介済みです)がいますが、

こちらはマユがなく、

また繁殖期には頭部が明るいオレンジ色に変わります。

 

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

 

 

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スミレテリカッコウ(328号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.12.10 Saturday

 

 

 

和名 スミレテリカッコウ
英名 Violet Cuckoo
学名 Chrysococcyx yanthorhynchus

 

スミレテリカッコウはカッコウ科テリカッコウ属に分類される野鳥で、

インド、バングラデシュからタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどの東南アジアに分布し、
タイでは、東北部(イサーン地方)を除く全土で見られます。
体長は17cmほどで、渡りはしません。

ほかの殆どのカッコウの仲間と同様に、

あごから腹部まではっきりした横縞があります。
オスは、名前の通り直射日光の下では紫色とブロンズ色の混じった金属光沢が美しいのですが、
日陰や曇り空の下では黒っぽく見えるだけで鮮やかには見えません。
今回の写真はメスで光り輝く美しさはありませんが、

オスだけが鮮やかな野鳥の多い中で、

メスとしては結構色鮮やかな方ではないかと思います。
よく知られていることですが、カッコウの仲間は、

他の種類の野鳥の巣に卵を産んでその野鳥に育てさせる習性(托卵)があります。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

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アオチメドリ(327号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.11.25 Friday

 

 

和名 アオチメドリ
英名 White-bellied Erpornis
学名 Erpornis zantholeuca

 

体長12−13cmの小型の野鳥(留鳥)で、

1800mくらいまでの広葉常緑樹林または落葉樹林に棲むそうで、

ドーイプイの山中で時々見かけます。
派手なところの無い野鳥ですが、

よく見ると尖がった頭とつぶらな目が可愛いです。
いろいろな亜種がいて、なかにはもっと緑味の強いのもいるそうです。
以前は英名White-bellied Yuhina ( 学名Yuhina zantholeuca) として

Yuhinaの仲間に分類されていましたが、
現在はErpornisという別の種に分類されています。
余談ですが、チメドリないしはチメドリに近い野鳥の分類はなかなか難しいようで、

年代とともに変遷が激しく、
文献を調べても専門家でない私には難しすぎて、チンプンカンプンでお手上げです。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

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ヤマショウビン(326号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.11.17 Thursday

 

和名 ヤマショウビン
英名 Black-capped Kingfisher
学名 Halcyon pileata

 

ヤマショウビンは体長30cmくらいのカワセミの仲間(ブッポウソウ目カワセミ科)で、
長い鮮やかな赤いくちばし、黒い頭、白い首巻、濃いブルーの羽、などがとても印象的です。
川、池、干潟、などでトカゲやカエル、カニなどを捕食します。
夏は中国全土や朝鮮半島などですごし、冬はマレー半島、タイ南部などで過ごす渡り鳥で
(インドの沿岸部やスリランカでは1年中生息しているそうですが)、
チェンマイでは、渡りの途中に立ち寄る程度で、なかなか出会えない珍鳥の部類です。
北タイでは珍しくないアオショウビンとよく似ているのですが、

アオショウビンは頭部が赤茶色で、首の後部分が白くないこと、などで容易に区別できます。
今回の写真は2008年の12月にワット・ウモーンの池で見かけて撮影しました。
ちなみにヤマショウビンは、日本では迷鳥としてしか見ることのできない超珍鳥だそうです。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

 

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オオヒメコノハドリ(325号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.10.27 Thursday

 

 

和名 オオヒメコノハドリ
英名 Great Iora
学名 Aegithina lafresnayei

2010年6月25日号でご紹介した「ヒメコノハドリ」と同じく
スズメ目カラス上科ヒメコノハドリ科に分類される体長17cmほどの野鳥(留鳥)です。
ヒメコノハドリは体長15cmほどで、

タイ全土に広く分布し、チェンマイでも公園などでしばしば見かけるのに比べて
オオヒメコノハドリのほうはずっと数が少なくて、あまり出遭えません。
ヒメコノハドリは黄色い羽に、

特徴的な二本の白い縞(一本は太く、もう一本は細い)がありますが、
オオヒメコノハドリにはそれが無く、体も一回り大きく、

くちばしが太いので、容易に見分けられます。
この写真は2009年5月にHuaiToengTao公園で撮影しました。

 

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チゴモズ(324号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.10.10 Monday

 

 

和名 チゴモズ
英名 Tiger Shrike
学名 Lanius tigrinus

スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥で、

体長は17−18cm、食性は動物食で、
昆虫類、節足動物、両生類、爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べます。
モズの仲間の特徴として、この種も捕らえた獲物を枝等に突き刺すはやにえを行います。
夏季にユーラシア大陸北東部や日本で繁殖し、

冬季はユーラシア大陸南部や東南アジアで越冬するそうですが、
タイでは渡りの途中に観察されるだけのようです。
今回の写真は、2008年8月にドイステープで撮影したもので、

まだ成鳥にならない若鳥のようですが、
成鳥になると頭部は灰色になり、目にはモズの仲間に共通の黒いアイパッチが出来ます。
他のモズに比べてクチバシの太いのも特徴の一つです。

 

 

 

 

 

 

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モモイロサンショウクイ(323号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.09.26 Monday

 

和名 モモイロサンショウクイ
英名 Rosy Minivet
学名  Pericrocotus roseus

モモイロサンショウクイはスズメ目サンショウクイ科に分類される野鳥で体長は20cmくらい、
チェンマイでは乾季の間だけ見られる渡り鳥です。
北タイには、サンショウクイの仲間で Pericrocotus属に分類されるものが
7種ほどいるようですが、

当コラムでご紹介するのは今回のモモイロサンショウクイで4種目になります。
Pericrocotus属のサンショウクイは、「サンショウクイ Ashy Minivet
(名前の頭に何もつかない只のサンショウクイ) 」以外はどれも
深紅、オレンジ色、ピンク色、黄色、などとても色鮮やかです。
サンショウクイの仲間は日本にもいるのですが、

それはモノクロの「サンショウクイ」だけで、
ヒヨドリの仲間が「タイにはとても多くの種類が居るのに日本には《(只の)ヒヨドリ》しか居ない」のと
良く似ています。

 

 

 

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