チェンマイ発・ちょっとディープな北タイ日本語情報誌CHAO『ちゃ〜お』は毎月10日、25日に発行。本文へスキップ

オオヒメコノハドリ(325号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.10.27 Thursday

 

 

和名 オオヒメコノハドリ
英名 Great Iora
学名 Aegithina lafresnayei

2010年6月25日号でご紹介した「ヒメコノハドリ」と同じく
スズメ目カラス上科ヒメコノハドリ科に分類される体長17cmほどの野鳥(留鳥)です。
ヒメコノハドリは体長15cmほどで、

タイ全土に広く分布し、チェンマイでも公園などでしばしば見かけるのに比べて
オオヒメコノハドリのほうはずっと数が少なくて、あまり出遭えません。
ヒメコノハドリは黄色い羽に、

特徴的な二本の白い縞(一本は太く、もう一本は細い)がありますが、
オオヒメコノハドリにはそれが無く、体も一回り大きく、

くちばしが太いので、容易に見分けられます。
この写真は2009年5月にHuaiToengTao公園で撮影しました。

 

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チゴモズ(324号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.10.10 Monday

 

 

和名 チゴモズ
英名 Tiger Shrike
学名 Lanius tigrinus

スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥で、

体長は17−18cm、食性は動物食で、
昆虫類、節足動物、両生類、爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べます。
モズの仲間の特徴として、この種も捕らえた獲物を枝等に突き刺すはやにえを行います。
夏季にユーラシア大陸北東部や日本で繁殖し、

冬季はユーラシア大陸南部や東南アジアで越冬するそうですが、
タイでは渡りの途中に観察されるだけのようです。
今回の写真は、2008年8月にドイステープで撮影したもので、

まだ成鳥にならない若鳥のようですが、
成鳥になると頭部は灰色になり、目にはモズの仲間に共通の黒いアイパッチが出来ます。
他のモズに比べてクチバシの太いのも特徴の一つです。

 

 

 

 

 

 

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モモイロサンショウクイ(323号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.09.26 Monday

 

和名 モモイロサンショウクイ
英名 Rosy Minivet
学名  Pericrocotus roseus

モモイロサンショウクイはスズメ目サンショウクイ科に分類される野鳥で体長は20cmくらい、
チェンマイでは乾季の間だけ見られる渡り鳥です。
北タイには、サンショウクイの仲間で Pericrocotus属に分類されるものが
7種ほどいるようですが、

当コラムでご紹介するのは今回のモモイロサンショウクイで4種目になります。
Pericrocotus属のサンショウクイは、「サンショウクイ Ashy Minivet
(名前の頭に何もつかない只のサンショウクイ) 」以外はどれも
深紅、オレンジ色、ピンク色、黄色、などとても色鮮やかです。
サンショウクイの仲間は日本にもいるのですが、

それはモノクロの「サンショウクイ」だけで、
ヒヨドリの仲間が「タイにはとても多くの種類が居るのに日本には《(只の)ヒヨドリ》しか居ない」のと
良く似ています。

 

 

 

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タカサゴダカ(322号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.09.11 Sunday

 

和名 タカサゴダカ
英名 Shikra
学名 Accipiter badius


タカサゴダカは、タカ目タカ科オオタカ属(Accipiter)に分類される猛禽類の野鳥で、
体長は30cmくらい、アジアやアフリカに広く分布しています。
タイのタカサゴダカは渡りはしないようです。
見晴らしの良い高いところに止まって、餌になる小型の野鳥や小動物、昆虫などを見つけると
急降下して捕まえます。
標高1500mくらいまでの草原や常緑樹林に棲むそうですが、
結構人家に近いところにも居るようで、ドイステープ山系の麓でしばしば見かけます。
今回の写真は、2010年2月にチェンマイ大学のメーヒアキャンパスで撮影しました。

 

 

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カイツブリ(321号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.08.25 Thursday

 

 

和名 カイツブリ
英名 Little Grebe
学名 Tachybaptus ruficollis

 

カイツブリ目カイツブリ科の水鳥で体長は26cmほど。

潜水して魚を捕らえるのが大変得意で、
一回の潜水が30秒近くなることもあるそうですが、

潜る深さの方は2m以内だそうです。
カモなどの水鳥に比べて足の生えている場所が尻に近く、

その事は泳ぐには適しているのですが、
その分歩くのは苦手なようで、

生活の殆どは水上ですごし、歩くことは滅多にありません。
ほぼ世界中の熱帯、温帯で、川、湖沼など、

水のあるところに広く生息していて、
基本的に渡りはしないようですが、

冬季に水面が氷結するような地域に住むものは、

暖かいところに移動して越冬します。
タイでも日本でも、全国的に広く観察されますので、

お馴染みの方も多いのではないでしょうか。

 

 

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キュウカンチョウ(320号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.08.10 Wednesday

 

和名 キュウカンチョウ(九官鳥)
英名 Hill Myna
学名 Gracula religiosa

 

人間の声や電話の呼び出し音など、色々な音を器用に真似ることでよく知られた野鳥です。
タイではスズメやカラス並にありふれた野鳥である Common Myna(インドハッカ)や
White-vented Myna(オオハッカ)と同じようにムクドリの仲間ですが、
キュウカンチョウはハッカよりも一回り大きく、

クチバシの赤いこと、首の後ろに黄色いエリマキを
巻いていること、などですぐに見分けられます。
以前はタイ全土で良く見られたようですが、

乱獲のために数が少なくなって、
野生のものは滅多に見られないようです。
私も2008年3月にドイプイで見かけてこの写真を撮影したのが最初で最後で、
今考えるとその時に失敗せずにちゃんと撮影できたのはとても幸運だったと思います。
ちなみに、インドハッカやオオハッカも、

キュウカンチョウほど上手ではありませんが、色々な音を真似ることが出来ます。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

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アジアマミハウチワドリ(319号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.07.25 Monday

 

 

和名 アジアマミハウチワドリ blanfordi(亜細亜眉羽団扇鳥)
英名 Plain Prinia (Blanfordi)
学名 Prinia inornata blanfordi

 

アジアマミハウチワドリは、

スズメ目セッカ科ハウチワドリ属に分類される体長15cmほどの野鳥で
渡りはしません。チェンマイでは公園や草原などでわりと良く見かける野鳥で、
第33回ですでにご紹介済みなのですが、

ドーイステープ山系の山麓に位置する
チェンマイ大学メーヒア学舎のあたりでは、
「アジアマミハウチワドリに良く似ているのですが

茶色味の遥かに濃い野鳥」をしばしば見かけます。
(普通のアジアマミハウチワドリは、

もっと色が薄くて、はっきりとした白くて長い眉があります)
参考書を調べてみたら、北タイには同じアジアマミハウチワドリでも、眉のハッキリしない、
色の濃い亜種(blanfordi)が居るとのことで、

なるほど、これがそうなのか、と納得いたしました。
《参考》「亜種」というのは、「種」の下にランクされる区分で、
別の「種」とするほどには違わないが、いずれかの形質に差が見られる場合に当てはめられます。
例えばイヌはタイリクオオカミの亜種の一つとされています。

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

 

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ワカケホンセイインコ(318号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.07.10 Sunday

 

和名 ワカケホンセイインコ
英名 Indian Rose-necked Parakeet (Indian Ringneck Parrot)
学名 Psittacula krameri manillensis

 

体長約40cm、オウム目インコ科ホンセイインコ属の野鳥で、
植物の種子や花、果実、芽、穀物などを主食としています。
もともとはインド、パキスタン、ミャンマーあたりに生息していた野鳥のようですが、
環境適応力がとても強いようで、現在ではオーストラリア、イギリス、アメリカ、などに生息域を広げており、
日本でも、関東地方で野生化したものが群れを成しているのがしばしば観察されるそうです。
もともとは愛玩用に飼育されていたものが逃げ出して野生化して繁殖しているのだろうと言われていますが、
在来種の生態系への影響が懸念されています。
私が撮影したものも、もともとは愛玩用に飼育されていたものかもしれません。

 

 

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タテフヒヨドリ(317号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.06.26 Sunday

 

和名 タテフヒヨドリ
英名 Striated Bulbul
学名 Pycnonotus striatus

 

タテフヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科に分類される野鳥で、

他の多くのヒヨドリの仲間と同様に留鳥(「渡り」をしない)です。
体長は23cmほどと、ヒヨドリの仲間としては少し大きい目です。
ノドのあたりと下腹部が濃い黄色で、

背中と腹部の全体が細かい白黒の縞で覆われているので判別は容易です。
1200m以上の高地に棲むとの事で、

私は10年あまりの間に数回出遭っておりますが、
不思議なことにその殆どがごく狭い一定の区域において、でした。
そこにタテフヒヨドリの好む何かがあるのでしょうけれど、

それが何であるのかは謎です。
ちなみに、日本でヒヨドリと言うと「ヒヨドリ Brown-eared Bulbul(Hypsipetes amaurotis)」の一種しかおらず、
ムクドリと並んで何処にでも居る野鳥の代表のようなものですが、

じつは「ヒヨドリ」は世界でも日本列島の周辺にしか居ないそうです。
反対に、タイにはたくさんのヒヨドリの仲間がいて、

当コラムでご紹介するヒヨドリの仲間は今回で12種目になります。

 

 

文・写真: KHUN MARUT(クン マルッ)

 

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チュウサギ(315号)Bird Watching

カテゴリー: 北タイの身近な野鳥 | 2016.05.25 Wednesday

 



和名 チュウサギ
英名 Intermediate Egret
学名 Mesophoyx intermedia (Ardea intermedia)


チュウサギは体長70cmくらいのサギの仲間です。
良く似たサギの仲間にダイサギ、コサギがいて、どれも全身が真っ白なのですが、
名前の通りダイサギは体長が1mほど、コサギは60cmほど、と、
大きさである程度の区別が出来るほか、
嘴や脚の長さや色が違っていますので、分類は難しくはありません。
三種とも渡り鳥で、日本では夏鳥、タイでは乾季の間だけやって来る冬鳥です。
 チュウサギはクチバシがコサギほど長くなく、
こちら(タイ)で観察できる時期はクチバシが黄色なので分類は容易なのですが、
日本で観察できる時期(冬)は
コサギ、チュウサギともくちばしが黒いので間違えることがあります。
 ちなみに、シラサギというのは
コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アマサギ(真っ白なのは非繁殖期のみ)などの白いサギの総称で、
シラサギと言う種がいる訳ではありません。

 

 

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